Wednesday, December 12, 2018 10:04 AM

パキスタン「懸念国」に 米、信教の自由守られず

 ポンペオ米国務長官は11日、世界で宗教弾圧や信教の自由を制限している「特に懸念のある国」として新たにパキスタンを指定したと発表した。イスラム教徒が大多数を占める中、宗教上の少数派への暴力が横行していることを理由とした。

 電話会見した国務省高官は「信仰や宗派を理由に少数派を殺害したり、暴力に訴えたりした者が責任を問われないことが多い」と述べ、8月に発足したカーン内閣に対応を促した。

 ポンペオ氏は声明で「指定は人々の生活の向上を狙うものだ。改善を目指す国々とは対話を続けたい」と強調した。(共同)