Friday, December 14, 2018 9:16 AM

大リーグ移籍、先発投手が人気 残る目玉は菊池ら

 大リーグ機構は13日、球団幹部らがネバダ州ラスベガスで一堂に会し、この日閉幕した4日間のウインターミーティングでトレードやフリーエージェント(FA)の獲得など16件の移籍事案が成立したと発表した。今オフ、ここまで目立つのは先発投手の人気ぶりだ。

 11日はホワイトソックスがパイレーツから今季9勝9敗の右腕ノバを、12日はレッズがナショナルズから9勝15敗のロアークをともにトレードで獲得した。FA戦線ではウインターミーティング前にナショナルズが左腕コービンを獲得。その後もヤンキースに所属した右腕リンがレンジャーズに、アストロズにいた右腕モートンがレイズと契約合意するなど移籍が次々と決まり、メジャー公式サイトは「市場に残っている先発投手の層は早くも薄い」と伝えた。

 同サイトによると、残る目玉では2番手がプロ野球西武からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す菊池。アストロズで2015年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたカイケルに次ぐ評価だ。ジャイアンツやマリナーズ、レンジャーズなど多くの球団がまだ先発投手を求めているとみられ、需要に事欠くことはなさそうだ。(共同)