Friday, January 18, 2019 9:34 AM

トヨタ、初の総合優勝 自動車のダカール・ラリー

 世界で最も過酷とされる自動車競技ダカール・ラリーは17日、ペルーのピスコからリマまでの最終ステージが行われ、四輪部門でトヨタ自動車のナセル・アティーヤ(カタール)が総合制覇した。トヨタにとって初の総合優勝となり、高い車両性能を証明した。

 トヨタはモータースポーツなどを担当する部署を2017年に社内カンパニーに昇格させて注力しており、18年は耐久レースのルマン24時間で初優勝、世界ラリー選手権(WRC)製造者部門も制した。企業イメージ向上や市販車への技術応用につなげる方針だ。

 ダカール・ラリーにはピックアップトラック「ハイラックス」をベースに、砂漠などの悪路に対応できるよう足回りやエンジンを強化した3台で出場した。子会社のトヨタ車体は市販車部門にスポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドクルーザー」で参加し、同部門6連覇を達成した。(共同)