Tuesday, January 22, 2019 9:47 AM

にっぽん丸、海保が捜査 業務上過失往来危険容疑

 米領グアムの港で昨年12月、商船三井客船(東京)が運航するクルーズ船「にっぽん丸」(2万2472トン)が埠頭に衝突した事故について、横浜海上保安部が業務上過失往来危険の疑いで捜査を始めたことが22日、海保への取材で分かった。操船した日本人男性船長からはアルコールが検出されており、事故との関連も調べる。

 海保は、横浜港に入った船体の破損状況を調べ、船長らに事情を聴くなどした結果、何らかの過失によって事故が起きた可能性が高いと判断。これまで進めてきた調査を捜査に切り替えた。海上保安庁は、海外で起きた日本船舶の事故の捜査権限を持っている。

 関係者によると、出港時に岸壁から離れる際、船長が誤ってバックした可能性がある。(共同)