Monday, January 28, 2019 9:16 AM

引き続き関係改善の構え 中国、対米摩擦抱え

 中国は安倍晋三首相が28日の施政方針演説で言及した今後の両国関係の道しるべである「競争から協調へ」などの3原則を評価しており、引き続き日本との関係改善に取り組む構えだ。米国と貿易などを巡り摩擦を抱えており、日本が米国と共に中国に対抗するのを避ける狙いがある。

 中国外務省の耿爽副報道局長は28日の記者会見で、両国関係は正常な軌道に戻ったと指摘。「日本と共に努力し、中日関係を新しい歴史的な時期に推し進め、地域の平和、安定などを守るため貢献したい」と強調した。

 6月の大阪での20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせた習近平国家主席の訪日も見据え、日本側と環境整備を図る必要があると考えているもようだ。(共同)