Monday, February 11, 2019 9:33 AM
「反米」で国威発揚図る イラン革命40年で式典
イスラム聖職者による政教一致の支配体制が樹立された1979年のイラン革命から40年となるのに合わせ、イラン各地で11日、記念式典が開かれた。米国との対立が深まり経済低迷で社会に閉塞感が漂う中、式典では「米国に死を」のスローガンが叫ばれ、国威発揚が図られた。
ロウハニ大統領は首都テヘランで演説し、核合意を離脱した米国の制裁を念頭に「国民生活にいくつかの問題が起きているが、われわれは負けない。団結して困難を克服する」と強調。米欧が懸念を表明するミサイル開発も引き続き進める考えを表明した。
テヘランの大通りでは式典の一環として、革命を指導した故ホメイニ師や現在の最高指導者ハメネイ師の写真などを手にした参加者らが行進。道路脇のスピーカーからは「米国に死を」との音声が大音量で流され、人々は「われわれは米国を屈服させる」などと書かれたプラカードを掲げて歩いた。(共同)
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