Friday, February 22, 2019 9:27 AM

内科医1万4000人不足 5年後に必要な医師数

 厚生労働省は22日、2024年に診療科ごとに必要とされる医師数に達するには、現状では内科医が1万4468人、外科医が5831人不足しているとする推計結果をまとめた。同省が診療科ごとに将来必要となる医師数を算出するのは初めて。精神科など4科は現時点で、24年に必要となる人数を超えていることも分かった。

 若手医師が診療科を選んだり、都道府県が医師を確保したりする際の目安にしてもらう。今後も医師の偏りが解消されない場合は、診療科ごとに都道府県別の定員を定めることも検討する。

 47都道府県ごとの推計結果も公表。東京都では24年に必要となる内科医は現状よりも1713人少ない1万3377人と見込んでいるが、高齢で診療をやめたり、仕事量が減ったりする医師のことも考慮し、必要な内科医を確保するためには毎年87人の養成が必要としている。(共同)