Tuesday, February 26, 2019 9:26 AM
法務省、刑務官の魅力訴え 高い離職率、「女子会」も
法務省が女性刑務官の高い離職率に悩んでいる。常に緊張感を強いられ、近年は増える高齢受刑者への対応を迫られるなど仕事の負担の重さが大きな要因だ。法務省は「刑務官の仕事は、人が人を処遇し、共に成長できる仕事」(幹部)と強調。関心のある女性を対象に、現役刑務官と交流する「女子会」を開くなど、魅力のアピールに努めている。
刑務官は刑務所や拘置所などで受刑者らを指導し、更生を図る。法務省によると男性に比べ、女性の離職率は高い傾向が続いており、2012〜14年度に採用された女性の39.5%が3年未満の間に退職。男性の18.4%を大きく上回る。
女性の退職理由で最も多いのは「仕事内容」。受刑者らと対面する職場上、厳格な規律や秩序が求められ、夜勤もあるなど心身にストレスがかかる。65歳以上の女性受刑者は2割近くに上り、介護者としての役割を担う機会も増えてきている。(共同)
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