Monday, March 11, 2019 10:23 AM

米国の兵器輸出、世界の36% 14〜18年、国際平和研

 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は11日、2014〜18年に世界で行われた兵器取引に関する報告書を発表した。世界最大の輸出国である米国の輸出量は5年前の09〜13年と比べて29%増加、世界全体に占めるシェアも6ポイント増の36%に上った。

 トランプ政権は自国製品の購入を積極的に呼び掛ける「バイ・アメリカン」の一環として、日本を含む海外への武器の売却拡大を目指している。SIPRIは「世界一の武器供給国としての地位を一層強固にした」と指摘した。

 米国の輸出先の52%はサウジアラビアなどの中東地域だった。(共同)