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Wednesday, September 07, 2016 10:36 AM

インテル、モーヴィディアスを買収へ〜自律稼働機器向け半導体の開発を強化

　インテル（Intel）は、無人飛行機（ドローン）やそのほかの自律稼働機器類向け半導体メーカーのモーヴィディアス（Movidius）を買収することで合意した。買収額は公表されていない。

　ウォール・ストリート・ジャーナルによると、インテルは昨今、パソコン向け以外の半導体事業の拡充に注力しており、特に人工知能に対応する半導体の大手の座を狙っている。モーヴィディアス買収はそれに向けた技術力と製品種の強化を図るものだ。

　モーヴィディアスは、コンピュータ視覚技術に強みを持つ。機械が周囲の状況を認識して自律移動するのに欠かせないのが、コンピュータ視覚技術だ。

　モーヴィディアスの顧客企業である持ち株親会社アルファベット（Alphabet）傘下のグーグル（Google）やレノボ・グループ（Lenovo Group）は、モーヴィディアスの技術を使ってドローンやセキュリティー・カメラ、仮想現実ヘッドセット、そのほかの機器類を開発している。

　インテルは、モーヴィディアスを吸収することで、新たなアルゴリズム群や省電力チップ群を含め、自律稼働機器の開発を加速させる。