Wednesday, March 27, 2019 10:37 AM
五輪目指し米国で練習 陸上男子短距離のホープ
世界のレベルが高い陸上男子短距離で、2020年東京五輪で期待されるのがサニブラウン・ハキーム選手(20)です。陸上がさかんな米国の強豪フロリダ大に進み、勉強とスポーツの両立を図るスプリンターは「東京五輪に出て活躍したい。日本の陸上界を変えたい」と意気ごみます。
東京都出身。ガーナ人の父と日本人の母を持ち、子どものころはサッカーに夢中でした。陸上選手だった母のすすめで小学3年から短距離走を始め、才能をのばしました。高校2年で出場した15年の世界ユース選手権では100メートルと200メートルで優勝。特に200メートルはウサイン・ボルト(ジャマイカ)選手が持っていた大会記録を更新するタイムでした。
米国に来て「短い時間で効率的な練習をすることで力がついた」と成長を実感しています。加速力が持ち味で後半に強いタイプですが、最近は苦手のスタートも向上。3月の室内大会では60メートルで日本記録にならぶ6秒54をマークしました。今季は100メートルで9秒台、200メートルでは日本人初の19秒台を目指します。(共同)
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