Tuesday, April 09, 2019 10:22 AM

関税やルール分野を議論 日中韓FTAで事務会合

 日中韓3カ国による自由貿易協定(FTA)交渉の事務レベル会合が9日、東京都内で始まった。12日までの日程で、関税分野に加え、知的財産や電子商取引(EC)といったルール分野について幅広く議論する。開催は昨年12月以来となる。

 日中韓は東南アジア諸国連合(ASEAN)やインドを含む16カ国の東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の年内妥結も目標としている。3カ国によるFTAは関税やルール分野でRCEPを上回る内容で決着させることを目指す。

 日本にとって中国は貿易額で首位、韓国も3位につける重要相手国だ。歴史問題を抱え、交渉は難航しているが、米国と貿易摩擦で対立する中国がRCEPや日中韓FTAの締結に前向きになるなど、妥結の機運は高まっている。(共同)