Monday, April 22, 2019 10:58 AM

米高校乱射事件から20年で追悼 銃規制議論は低調

 コロラド州のコロンバイン高校で生徒12人、教員1人が殺害された1999年4月の銃乱射事件から20年を迎えた20日、同校近くで当時の生徒や関係者らが犠牲者を追悼した。米各地でも同日までに、学校の安全対策などを話し合う集会が相次いで開かれた。

 米国では銃規制強化を求める声が上がっているが、トランプ政権や共和党は消極的で、議論は低調のまま。学校側は警備員や金属探知機の設置で自衛策を強めている。

 事件被害者の母親は「あの子が今でも帰宅するような気持ちを抱きながら20年が過ぎた」と振り返り、繰り返される銃犯罪に胸を痛めていると語った。(共同)