Tuesday, April 23, 2019 10:27 AM
10連休、相場急変に身構え 事前の資産管理呼び掛け
東京証券取引所が過去最長の10連休に入るのを控え、市場関係者が相場急変に身構えている。海外市場で円相場が大きく振れれば、連休明けの日本株への影響が避けられないためで、政府や業界団体は事前の適切な資産管理を呼び掛けている。
10連休中は日本株の売買ができない一方、円相場は欧米などで動き続ける。米中の経済統計、アップル決算などの発表が相次ぐほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融緩和の方針が示されれば「円高ドル安が進むリスクがある」と三井住友DSアセットマネジメントの門司総一郎シニア・ストラテジスト。
関係者の脳裏をよぎるのは、新年の市場混乱だ。アップルが今年1月2日に業績予想の下方修正を公表し、薄商いだった円相場は一気に円高が進行し、年明けの東京株も急落した。今度の10連休中も国内勢の取引が細り、値動きが不安定になると懸念されている。(共同)
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