Thursday, April 25, 2019 10:24 AM

米との対立激化望まず イラン外相、海峡封鎖否定

 イランのザリフ外相は24日、トランプ政権がイラン産原油の全面禁輸などで圧力を強めていることに関し「イランは対立を望んでいない」と述べ、事態を沈静化させたい意向をにじませた。ホルムズ海峡の封鎖はしないと明言した。ニューヨークでロイター通信のインタビューに応じた。

 穏健派のザリフ氏には、一方的にイラン封じ込め策を続けるトランプ政権に冷静に対処する姿勢を強調し、国際社会の批判を米政権に向けさせる狙いがありそうだ。

 ザリフ氏は5月2日に米国による全面禁輸が実施される後も、制裁を回避して原油を輸出する方法を模索するとして「制裁を逃れる方法はいくらでもある。われわれはその道で博士号を持っている」とけん制した。(共同)