Thursday, April 25, 2019 10:25 AM

ポンペオ氏とも会談調整 菅氏訪米時、異例の厚遇

 菅義偉官房長官が5月の米国訪問時に、ポンペオ国務長官、シャナハン国防長官代行と個別に会談する方向で調整に入った。日本政府関係者が25日、明らかにした。北朝鮮による日本人拉致問題や、沖縄の米軍基地負担軽減で連携を強める目的。先に調整を始めたペンス副大統領を含め要人が相次いで会談することになり、米政府としては異例の厚遇になりそうだ。

 訪米は5月9〜12日の日程で、菅氏は9日に首都ワシントンを訪れ、ペンス氏らと会談。10日にニューヨークへ移り、国連本部で拉致問題に関するシンポジウムに出席し、国際社会に早期解決への協力を訴える。

 菅氏は拉致問題担当相と沖縄基地負担軽減担当相を兼務。ポンペオ氏との会談では、拉致被害者の早期帰国に米政府の支援を重ねて要請するほか、北朝鮮の非核化に向けた日米連携を確認する。(共同)