Thursday, April 25, 2019 10:26 AM

露朝首脳、連携強化で一致 初会談、核や制裁緩和協議

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長とロシアのプーチン大統領は25日、ロシア極東ウラジオストクで初めて会談した。2月の米朝首脳会談決裂を踏まえ、核問題や朝鮮半島情勢を巡る連携強化で一致。金氏は「地域の安定を図り、共同で情勢を管理する」意義を強調した。プーチン氏は米朝対話の継続を促した。両首脳は段階的な非核化措置に応じた制裁緩和が必要だとの立場を確認したとみられる。

 金氏は北朝鮮最高指導者として約8年ぶりとなる訪露で、中国に続きロシアとの関係を強化。対米交渉をにらみ経済、外交両面で支援を引き出したい考えとみられる。

 首脳会談はルースキー島の極東連邦大で開催された。一対一の会談に続き、閣僚を交えた拡大会合を行った。(共同)