Monday, May 06, 2019 11:01 AM

墜落事故後に不具合通知 ボーイング737MAX

 最新鋭旅客機ボーイング737MAX8の墜落事故を巡り、製造元の米航空機大手ボーイングは5日、機首の角度を測るセンサーの警告灯に異常があることを認識しながら、2018年10月のインドネシア・ライオンエア機墜落事故が起きるまで、航空会社や米連邦航空局(FAA)に知らせていなかったことを明らかにした。AP通信が伝えた。

 センサーの警告灯に異常がなければ墜落を防げたのかどうかは不明。ボーイングは、この警告灯なしでも飛行に問題はないとしている。

 ボーイングの技術者は737MAXの運用が17年に開始されてから数カ月後、センサーの警告灯は追加装備がないと作動しないことに気付いた。しかしFAAが知らせを受けたのは、インドネシアの事故後の18年11月。FAAは、警告灯の不具合による危険性は低いと判断した。(共同)