Monday, May 13, 2019 10:20 AM
北朝鮮食料支援、不透明に ミサイル発射で韓国苦境
北朝鮮の食料不足が深刻化する中、食料支援をてこに対話再開を目指していた韓国政府が苦境に立たされている。北朝鮮が新型とみられる短距離弾道ミサイルなどを発射し、国内外の世論が硬化したためだ。13日には文在寅大統領や閣僚らが世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長と会談したが、実現には曲折が予想され、北朝鮮が韓国からの支援を受け入れるかどうかも不透明だ。
WFPは3日、北朝鮮の数百万人に飢餓状態が迫っていると発表。韓国大統領府によると、文氏とビーズリー氏は今後も緊密に協力していくことで一致。支援に意欲をにじませた。
北朝鮮は天候不順に加え、国連制裁のせいで農業に必要な燃料や肥料調達に支障が出ていると主張。朝鮮労働党機関紙、労働新聞が3日「敵対勢力との闘争」として耕地面積増を訴えるなど、党や政府が連日穀物増産を呼び掛けている。(共同)
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