Tuesday, May 14, 2019 10:20 AM

サウジ油送管に無人機攻撃 「テロ」とフーシ派非難

 サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は14日、サウジ東部から西部に石油を運ぶパイプラインの圧送施設が同日、無人機による攻撃を受けたと発表した。国営サウジ通信が伝えた。深刻な損害や死傷者はなかったが、パイプラインの運用が停止された。

 ファリハ氏は、ペルシャ湾からの石油供給網を狙った「最新のテロで破壊活動」だと非難し、「イランの支援を受けるイエメンの武装組織フーシ派などテロ組織」に立ち向かう重要性を訴えた。

 フーシ派の報道官はAP通信に対し、無人機攻撃を実施したことを認めた上で「侵略を停止せよというサウジへのメッセージだ」と主張した。報道官は、イエメン内戦に軍事介入したサウジが「イエメン国民に罪を犯している」と訴えた。(共同)