Wednesday, May 15, 2019 10:23 AM

最高12億円のサッカーくじ 売り上げ増へ、国内最高額

 日本スポーツ振興センター(JSC)が運営するスポーツ振興くじ(サッカーくじ)の1等当せん最高金額を現在の10億2525円(キャリーオーバー時)から12億円に引き上げる方針が15日、決まった。JSCの本年度事業計画がスポーツ審議会で同日に了承されたもので、文部科学相の認可を経て正式決定となる。国内くじでは史上最高額になる。

 最高12億円のくじは、コンピューターが無作為に予想したJ1、J2計14試合の結果を買う「ビッグ」の特別回として2回程度実施する。キャリーオーバーがない場合の最高額は7億2円。それ以外にキャリーオーバーの有無にかかわらず最高額7億7万7000円のくじも4回程度販売する。

 くじの売り上げは2013年度以降、1000億円超を維持していたが、18年度は948億円にとどまった。JSCは会合で「国内史上最高額を目玉にして目標の1000億円の売り上げ達成を目指す」と説明。くじの収益はスポーツ関連の助成金の財源となり、スポーツ庁の鈴木大地長官は「魅力が高まるように考えないといけない」と述べた。(共同)