Friday, May 24, 2019 10:11 AM

ファーウェイ制裁緩和も トランプ氏、貿易取引材料

 トランプ大統領は23日、禁輸措置の対象とした中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に関し「貿易協定の一部に含むことは可能だ」と述べ、対中交渉の取引材料として制裁を緩和する可能性を示唆した。6月下旬に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合で米中首脳会談を行う意欲を改めて示した。

 トランプ氏は昨年、中国同業の中興通訊(ZTE)に対する禁輸を中国政府の要請で解除しており、同様の判断に踏み切る可能性もある。ただ当時と比べ米中間の摩擦が激化しており、中国側の出方が焦点となる。

 一方、ポンペオ国務長官は23日、CNBCテレビで、ファーウェイが「中国政府と連携していないと、うそをついている」と批判した。(共同)