Tuesday, June 11, 2019 10:35 AM

首脳会談拒否なら関税発動 米大統領、中国と神経戦

 トランプ大統領は10日、今月28、29日の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の際の首脳会談開催を中国の習近平国家主席が拒否した場合、中国への制裁「第4弾」となる追加関税を直ちに発動する方針を明らかにした。トランプ氏は首脳会談に意欲を示すが、中国はぎりぎりまで見極める姿勢。両国は神経戦を繰り広げている。

 CNBCテレビのインタビューで、中国が会談に応じなかった場合に輸入品3000億ドル(約33兆円)分への最大25%の追加関税を発動するかどうかを聞かれたトランプ氏は「そうなるだろう」と答えた。

 貿易摩擦解消に向けた両国の話し合いは、構造改革を求める米国と、それに反発する中国が対立し膠着が続く。閣僚級協議は5月10日を最後に途絶えたままだ。(共同)