Monday, June 17, 2019 10:25 AM

米対中制裁第4弾で公聴会 3000億ドル分、産業界は反対

 米通商代表部(USTR)は17日、中国からの輸入品約3000億ドル(約32兆5000億円)分を対象とする制裁関税の第4弾について、企業や団体から意見を聞くため公聴会を開く。25日まで。反対が多い産業界の見解を精査した上で、トランプ大統領が発動を判断する見通し。

 対象は消費者向けが多く、スマートフォンや衣料、靴など約3800品目。発動すれば、ほぼ全ての中国輸入品が制裁の対象となり、米経済への悪影響も大きい「もろ刃の剣」となりそうだ。

 トランプ氏は今月下旬の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせ、中国の習近平国家主席との会談に意欲を示している。(共同)