Tuesday, June 18, 2019 10:40 AM

米、イランに軍事圧力強化 タンカー攻撃受け増派

 トランプ政権はホルムズ海峡近くで起きたタンカー攻撃に関与したと断定するイランへの軍事的圧力を強化する方針を鮮明にした。緊張が高まる中東地域へ5月に続き新たに米軍を増派すると発表。イラン追及を強めるよう国際社会に呼び掛け、さらなる軍備増強も視野に不測の事態に備える。

 イランは核合意で定められた低濃縮ウラン貯蔵量の上限を27日に上回ると発表しており、米イランの対立は一層激化する恐れがある。

 トランプ政権は5月下旬に米兵1500人の増派を発表したばかり。シャナハン国防長官代行は17日の声明で米兵約1000人の増派を発表し「米国は状況を注意深く監視し、必要に応じて部隊レベルを調整する」と強調、今後の増派に含みを持たせた。(共同)