Tuesday, June 25, 2019 10:38 AM

エバー航空スト長期化 日本便に欠航も

 台湾の航空大手、エバー航空の客室乗務員の労働組合が20日に始めたストライキが長期化している。労使がいずれも訴訟手続きを開始、台北や南部高雄と結ぶ日本便にも欠航などの影響が出ている。

 「労働条件を改善させよう」。エバー航空本社前の仮設テント。女性客室乗務員が交代で陣取り、25日は数百人が座り込んでいた。真夏の暑さの中、代表者らが次々と「団結」を呼び掛けた。

 争議では、労組側が運航時の客室乗務員手当を1時間当たり60台湾元(約206円)増額するよう求めたのに対し、会社側は給与増で対応していると主張。交渉は決裂し、客室乗務員約3千人のうち労組加入の約2千人が20日午後4時(日本時間5時)からストを始めた。(共同)