Wednesday, June 26, 2019 10:17 AM

親イラン派へサイバー攻撃 米軍、CNNが報道

 CNNテレビは25日、イランによる米無人偵察機の撃墜後に米軍がイラン、イラク、シリアにまたがり活動する親イラン勢力に大規模なサイバー攻撃を仕掛けていたと伝えた。政府関係者によると、駐留米軍施設などへの攻撃が懸念されており、ネットワーク通信に打撃を与える狙いだった。

 米主要メディアはこれまでに、米軍がイラン沖でのタンカー攻撃や無人機撃墜の報復として、革命防衛隊と関係する複数のコンピューターシステムにサイバー攻撃を仕掛けたと報じている。

 CNNによると、標的にしたのは米政府がテロ組織に指定するイスラム教シーア派武装組織「神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ)」。イラク駐留の多国籍軍の排除などを唱えており、イラン指導部の親衛隊的な性格を持つ革命防衛隊の支援も受けているとされる。(共同)