Wednesday, July 03, 2019 10:43 AM
裁判員の死刑破棄5件 過去の量刑踏まえ減軽
2009年に裁判員制度が始まって以降、一審の死刑判決が二審で破棄され無期懲役となったケースは、今回の神戸女児殺害事件を含めて5件ある。高裁はいずれも計画性が低いことなどを理由に、過去の量刑傾向を踏まえて減軽した。市民感覚を反映させつつ刑罰の公平性をどう担保するのか、今後も議論になりそうだ。
初めて裁判員の死刑判決が破棄されたのは、09年に東京・南青山で男性が殺害された強盗殺人事件。被告の男は過去に無理心中を図って妻子を殺害しており、東京地裁は前科を重くみて死刑を言い渡した。しかし東京高裁は「今回の強盗殺人とは類似性がなく、前科を重視し過ぎたのは誤りだ」と判断した。
09年に千葉県松戸市で女子大学生が殺害された強盗殺人事件でも、千葉地裁は被告の男が強盗事件などで服役した直後に類似の犯行を繰り返していた点を重視。だが東京高裁は「被害者が1人の強盗殺人で計画性がない場合、死刑が選択されない傾向がある」とした。(共同)
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