Tuesday, July 16, 2019 10:33 AM

米韓演習なら実験再開も 北朝鮮、実務協議へけん制

 北朝鮮外務省報道官は16日、米韓が8月に計画している合同軍事演習を巡り、北朝鮮を標的にしたものだと非難する談話などを発表した。演習を強行するなら核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の再開もあり得ると示唆。米朝実務協議に「影響を与える」と警告した。朝鮮中央通信が伝えた。

 トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長は6月末の板門店会談で実務協議の再開を決めた。今月中の協議再開を目指す米側に対し、強硬姿勢で譲歩を引き出す狙いとみられる。米朝の駆け引きが激しくなりそうだ。

 報道官は「米国の今後の動きを見守りながら実務協議開催に関する決断を下す」と述べた。(共同)