Tuesday, July 30, 2019 10:31 AM

政府側攻撃で市民被害急増 アフガン、死者700人超

 国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は30日、今年1〜6月にアフガンで政府側の攻撃に巻き込まれた民間人の死者が717人、負傷者が680人に上ったと明らかにした。死傷者は前年同期より31%も急増した。

 反政府武装勢力タリバンや過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員は市民に紛れて活動しており、政府側は慎重な対応が求められる。

 政府側の攻撃による犠牲の主な原因は空爆。アフガン治安部隊や支援する米軍などは、タリバンやISの拠点を破壊するため空からの作戦を強化しており、巻き込まれる民間人が増えている。タリバンやISなどの攻撃による民間人の死者は531人、負傷者は1437人だった。(共同)