Wednesday, August 07, 2019 10:30 AM

超高額薬で実験データ操作 FDA、販売継続は認める

 米食品医薬品局(FDA)は6日、1回の投与で2億円超という価格が話題となった遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」について、開発したスイス医薬品大手ノバルティスの米子会社が動物実験のデータを操作していたと発表した。FDAは安全性や薬の効果に影響はないとして販売の継続を認めた。

 ゾルゲンスマは、投与は1回で済むが「世界一高い薬」とされる。

 不正は子会社が6月にFDAに申告して発覚。同社は5月の承認前から問題を把握していたいう。FDAは「正直で正確なデータを提出することは企業の重要な責務だ」とコメントした。(共同)