Thursday, August 08, 2019 10:23 AM

今春大卒者、78%が就職 9年連続上昇、学校調査

 今春に大学の学部を卒業した57万2640人のうち、就職者の占める割合は78.0%で、前年度比0.9ポイント増の44万6887人だったことが8日、文部科学省の2019年度学校基本調査(速報値)で分かった。卒業生に占める割合は、9年連続で上昇した。

 就職者のうち正規雇用や自営業など期間の定めのない仕事に就いた人は、前年度から1万1876人増の43万964人で、75.3%を占めた。文科省の担当者は「高水準の求人倍率を反映しているのではないか」と話した。

 就職者以外の主な内訳は「大学院や海外の大学などに進学」が6万5351人で、割合は11.4%。「パートやアルバイトなど一時的な仕事に就いた」は8165人で1.4%だった。「進学も就職もしていない」は、6.7%の3万8229人だった。文科省は4月、厚生労働省と共に、今春に大学を卒業し、就職を希望した人の割合を発表しており、97.6%と高水準だった。(共同)