Friday, August 09, 2019 10:23 AM

ファーウェイ独自OS発表 「鴻蒙」、米禁輸措置受け

 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は9日、トランプ政権の制裁を受け独自開発するとしていた基本ソフト(OS)を正式発表した。名称は「鴻蒙OS」で、英語名は「ハーモニーOS」。搭載したスマートテレビを今年中に中国で発売する。スマートフォンやパソコン、車両などへの搭載は来年以降の予定。

 米国による輸出禁止措置に伴い、ファーウェイのスマホなどでグーグルのOS、アンドロイドの更新版が使えなくなる可能性が浮上。独自OSの開発を急いでいた。

 ファーウェイ幹部は広東省東莞で開かれた自社イベントで、鴻蒙OSはグーグルやアップルのOSとは「全く違うもの」で、利便性と安全性がより高いと強調。グーグルとの協力関係を継続する意向を示す一方、「将来アンドロイドを使えなくなったら、すぐに鴻蒙OSに切り替えることができる」と述べた。(共同)