Monday, August 12, 2019 10:20 AM

象牙の国内取引、禁止へ シンガポール、21年から

 シンガポールの国立公園局は12日、絶滅の恐れがあるアフリカゾウなどを保護するため、2021年9月から国内での象牙や象牙製品の取引を禁止すると発表した。

 違反すれば1万シンガポールドル(約75万円)以下の罰金か1年以下の禁錮刑、または両方が科される。商業目的の象牙や製品の展示も禁止する。

 世界自然保護基金(WWF)によると、国際港があるシンガポールは象牙などの密輸の経由地となっている。シンガポール当局は今年7月、アフリカのコンゴ(旧ザイール)からシンガポール経由でベトナムに向かっていた貨物船から象牙計8.8トンを発見。アフリカゾウ約300頭分に当たり、過去最大の押収量となった。(共同)