Friday, August 16, 2019 10:22 AM

韓国、廃プラも検査強化 日本の輸出規制に対抗か

 韓国環境省は16日、廃プラスチックなどのリサイクル用廃棄物を日本とロシアから輸入する際、放射性物質の検査を強化すると発表した。日本による輸出規制強化への対抗措置の一環とみられる。韓国は8日に、火力発電の廃棄物「石炭灰」の放射性物質の検査強化を発表したばかり。

 韓国外務省は13日に東京電力福島第1原発の処理水問題に対応していく考えを表明。8年前の原発事故に焦点を当て、世界中から人々を招く東京五輪を来年控える日本をけん制したい文在寅政権の立場が鮮明になった。

 一方で、原発問題を持ち出すことで日本人の韓国への感情を無用に刺激して国民間の対立を助長する恐れがあり、韓国でも「行き過ぎだ」と懸念する声がある。(共同)