Friday, August 16, 2019 10:22 AM

北朝鮮がまた飛翔体発射 弾道弾か、230キロ飛行

 韓国軍合同参謀本部は16日、北朝鮮が同日午前8時1分(日本時間同)と8時16分に、東部・江原道の通川付近から日本海に向け、飛翔体を2発発射したと明らかにした。同本部によると、約230キロ飛行し、高度は約30キロ、最高速度はマッハ6.1以上。韓国軍関係者は短距離弾道ミサイルと推定されるとした。

 北朝鮮は、トランプ大統領が短距離ミサイル発射への容認姿勢を示す中、16日朝には、15日の演説で南北協力を訴えた韓国の文在寅大統領を批判。「再び対座する考えもない」と対話を拒否するなど韓国へのけん制を強めた。米韓同盟を揺さぶる狙いもありそうだ。

 北朝鮮は米韓合同軍事演習などに反発し、7月25日以降、短距離弾道ミサイルなどを相次いで発射しており、今回で6回目。聯合ニュースは、16日に発射されたものは8月10日発射のミサイルと同種の可能性が高いとの軍当局の見方を報じた。(共同)