Tuesday, August 20, 2019 10:46 AM

立・国、衆参で会派合流 衆院選にらみ自公と対決

 立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表は20日、国会内で会談し、衆参両院で会派を合流することで一致した。両氏は速やかに党内手続きに入ると確認した。会談後、両氏が並んで発表した。秋の臨時国会や次期衆院選をにらみ、自民、公明両党と対決姿勢を強めるのが狙い。立民、国民内には、今後は合併を視野に入れるべきだとの声も出ている。

 枝野氏は衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」代表の野田佳彦前首相や、参院で会派を組む社民党側にも参加を要請する方針。全員が合流すれば、衆院117人、参院60人の新たな勢力が誕生することになる。

 枝野氏は記者団に、会派結成の意義について「安倍政権とは違う、もう一つの選択肢を国会論戦で訴える」と強調。玉木氏は「衆参同時に会派を組むことで与党に対抗できる」と説明した。ただ両党の間には、基本政策で隔たりがあり、擦り合わせを後回しにして党首間の合意を優先した面は否めない。(共同)