Thursday, August 22, 2019 10:36 AM

9月決着へ協議「大詰め」 日米閣僚、妥協点探る

 日米両政府は21日午後(日本時間22日午前)、ワシントンで日米貿易交渉の閣僚協議を始めた。トランプ大統領が早期合意を強く迫っていることを踏まえ、9月末までの決着に向けた妥協点を探った。茂木敏充経済再生担当相は初日の協議終了後に記者会見し「残された課題は絞られてきた。大詰めを迎えている」と述べ、協議が進展しているとの見方を強調した。

 米側はライトハイザー通商代表が出席した。8月22日までの予定だが、日程を1日追加し、23日も協議する可能性がある。22日は午前に事務レベル協議を開催し、その後に閣僚協議を開く予定。自動車や牛肉などの重要品目の関税分野で双方がどこまで歩み寄れるかが焦点となり、論点を詰める。

 21日の閣僚協議は約5時間にわたった。茂木氏は「早期の成果実現に向け、残された議論を加速させる」と強調した。(共同)