Thursday, August 22, 2019 10:41 AM

INF条約失効で緊急声明 国内外の軍縮専門家ら

 東アジアの核軍縮などをテーマに専門家らが議論する会議「ひろしまラウンドテーブル」が広島市内で22日までの2日間開催された。今月2日に米露の中距離核戦力(INF)廃棄条約が失効したことなどから、核兵器の不拡散や軍縮を求める緊急アピールを発表した。

 議長を務めた東京大大学院の藤原帰一教授は記者会見で、核軍縮を巡る国際的な取り組みや制度が崩壊の危機にあると指摘。INF廃棄条約の失効により、米露以外でも核兵器の開発が進む可能性があるとして「(核を保有する)全ての国に最大限の抑制を求めたい」と訴えた。

 会議は広島県が主催し、今年で7回目。米国や中国、オーストラリアなど9カ国から元外相や大学教授らが集まり、核抑止力への依存脱却や朝鮮半島の非核化に向けた措置について話し合った。広島県の湯崎英彦知事は「新しい軍事技術の動静などが議論され、充実した内容になった」と成果を述べた。(共同)