Tuesday, August 27, 2019 10:27 AM

トランプ氏、G7協調姿勢も 来年の議長、協力狙いか

 トランプ大統領はフランス南西部ビアリッツで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、孤立状態となった昨年と比べると、一転して協調姿勢を見せた。再選を狙う大統領選を控え開催される来年のG7サミット議長国として、各首脳の協力を得て、成果を得たいとの思惑もあるとみられる。

 「7カ国には完全な結束がある」。トランプ氏はサミット最終日の26日、各国首脳と会談した際、ほほえみを浮かべながら融和姿勢を繰り返した。国力で押し切れる2国間交渉を好み、多国間の枠組みを嫌うトランプ氏の珍しい姿だった。

 開催施設は大統領選激戦州の一つのフロリダ州にある自身の一族所有のゴルフリゾートにしたいとの意向を表明。利益誘導との批判が出るが、26日の記者会見ではサミットにふさわしい同施設がたまたまマイアミにあるとし「金を得たいのではない」と否定した。(共同)