Wednesday, August 28, 2019 10:26 AM

手こぎボードで初単独横断 西海岸からハワイ76日間

 ボードの上で立ったままパドルでこいで進む「スタンドアップパドルボード」で、サンフランシスコからハワイ・ホノルルまで単独横断することに冒険家の男性(50)が27日までに成功した。約4700キロを76日間こぎ続けて達成し「夢がかなった」と喜んでいる。

 男性はスペイン人のアントニオ・デラロサさん。「冒険を続けるのは室内の仕事が苦手だから」と笑った。海洋プラスチックごみの問題の深刻さを訴えるのが狙いで、フェイスブックに動画などを投稿し続けた。

 デラロサさんの特製ボードは、全長約7メートルで、太陽光パネルや衛星利用測位システム(GPS)などを備えている。6月9日にサンフランシスコを出発し、1日約10時間こいで8月24日にホノルルに到着した。持ち込んだ乾燥食や栄養食のほか、洋上で釣った魚を食べたという。(共同)