Friday, August 30, 2019 10:28 AM

菅氏「貿易交渉とは別」 米国産トウモロコシ輸入

 菅義偉官房長官は30日の記者会見で、日米首脳会談で合意した米国産トウモロコシの追加輸入について、米国との交渉を円滑に進めるために日本が譲歩した措置ではなく「貿易交渉とはまったく別の話だ」と述べた。

 菅氏は、日本で害虫のガの発生が確認されたことを受け、飼料用トウモロコシの供給に万全を期すため農林水産省が海外のトウモロコシの前倒し購入を支援することはもともと決まっていたと強調した。

 吉川貴盛農相も30日の閣議後記者会見で「米国で余ったために実施するものではない」と説明。飼料用の年間輸入量(約1100万トン)の3カ月分に当たる最大275万トンを民間企業が前倒しで購入できるよう、保管料などを支援する方針を示した。(共同)