Wednesday, September 11, 2019 10:38 AM

火災でロケット発射延期 再準備に1週間か

 11日午前3時すぎ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センター(鹿児島県)でH2Bロケットを載せた発射台で火災が発生、同日午前6時33分に予定していた打ち上げは延期となった。ロケットを運用する三菱重工業は現場を調査、「機体や発射台の損傷は軽微とみられ、1週間程度で再度の打ち上げに向けた整備が可能」との見通しを示した。

 ただし、並行して火災の原因を究明して対策を国に報告したり、新たな打ち上げ計画をJAXAと調整したりするため、具体的な打ち上げ日程は未定という。

 JAXAによると発射台の火災は初めて。火災は発射台の底部分で、ロケット発射時に炎や噴煙を逃がす穴の近くで起きたとみられる。(共同)