Wednesday, September 11, 2019 10:39 AM

ボルトン米補佐官を解任 トランプ氏、助言に不満

 トランプ大統領は10日、政権内の最強硬派として知られたボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任したとツイッターで発表した。北朝鮮やアフガニスタンを巡る政策でたびたび対立してきたトランプ氏は「彼の助言の多くに強く反対だった」と強調し、後任を来週任命すると表明。外交安保政策を統括する同ポストの交代はトランプ政権で3人目で、外交路線に変化が生じるか注目される。

 トランプ氏はツイッターで、9日夜に「もはやホワイトハウスに必要ない」と辞任を求め、ボルトン氏が10日朝に同意したと説明。一方、ボルトン氏は10日、トランプ氏に自分から9日夜に辞意を伝え、トランプ氏が「このことは明日話そう」と応じたとツイッターで主張、解任を否定した。

 米メディアによると、ボルトン氏は「国に仕える機会を与えていただき感謝しています」とのわずか2行の辞表を10日付で提出した。後任にはビーガン北朝鮮担当特別代表らの名前が挙がっている。(共同)