Thursday, September 12, 2019 10:35 AM

南シナ海協議へ新枠組み 中国マレーシア外相会談

 中国の王毅国務委員兼外相とマレーシアのサイフディン外相は12日、北京で会談し、領有権を争う南シナ海問題など「海上問題」について協議するための新たな対話の枠組みを創設することで一致した。会談後に両外相が記者会見して明らかにした。

 中国は南シナ海で領有権争いを抱えるベトナムやフィリピンなどにも2国間で問題を解決するよう働き掛けを強めている。対話の枠組みの新設は米国の関与を排除する狙いがあるとみられる。

 王氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国が南シナ海での紛争回避に向けて作成協議を進める「行動規範」について、マレーシアと連携しながら2021年までに策定させる意向を重ねて示した。(共同)