Monday, September 16, 2019 10:37 AM

防衛相「外交努力に注力」 サウジ石油施設攻撃

 河野太郎防衛相は16日、東京都内で開かれたシンポジウムで、サウジアラビア東部の国営石油会社の石油施設に対する攻撃について、テロ攻撃だとの認識を示した上で「日本は中東地域の緊張緩和に向けた外交努力に注力する」と述べた。会場からの質問に答えた。

 河野氏は、トランプ大統領が報復措置を示唆していることなどを念頭に「(今回の攻撃が)何らかの軍事行動を招きかねない」と指摘。日本は憲法上の制約があるとして、中東地域の情勢を注視しながら外交努力を継続する考えを強調した。

 イエメンの親イラン武装組織フーシ派が無人機による攻撃だったと主張しているのを踏まえ、各国が進める無人機開発に日本が対応していく重要性も説明した。(共同)