Monday, September 23, 2019 10:36 AM

中国の宗教弾圧を非難 米長官「文化抹殺の試み」

 国連総会出席のためニューヨークを訪れたポンペオ米国務長官は22日、中国政府によるイスラム教徒の少数民族ウイグル族に対する弾圧について「自国民のイスラム教の信仰や文化を抹殺する試みだ」と強く批判した。カザフスタンなど中央アジア5カ国の外相との会談で述べた。中国外務省は23日「乱暴な内政干渉だ」と反発した。

 中国は、新疆ウイグル自治区で思想改造のためにウイグル族などを施設に収容していることを「テロ対策」だと正当化している。

 ポンペオ氏は、弾圧は「テロとは無関係だ」と中国の主張を否定した上で「全ての国々が、中国のウイグル族に対する政策に反対すべきだ」と訴えた。(共同)