Friday, September 27, 2019 10:34 AM

トヨタ、スバルに追加出資 比率20%でグループ化

 トヨタ自動車は27日、資本業務提携しているSUBARU(スバル)への出資比率を現状の約16.8%から20%に引き上げると発表した。出資先の業績の一部が決算に反映される持ち分法適用の関連会社とし、スバルは事実上トヨタグループ入りする。自動運転や電動化といった次世代車の開発競争は世界規模で激しさを増しており、資本関係を強化して生き残りを図る。

 スバルも800億円を上限に同額をトヨタに出資する。比率は1%未満となる見込み。両社の出資額は27日時点の株価を基に単純計算した場合、それぞれ約750億円となる。

 グループのダイハツ工業と日野自動車を含むトヨタの2018年の世界販売台数に、スバルの106万台を加えると計1165万台となり、独フォルクスワーゲン(1083万台)、仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の3社連合(1075万台)を抜き、首位に浮上する。(共同)