Friday, September 27, 2019 10:35 AM

イラン、英タンカーを解放 7月に拿捕、ドバイへ

 イラン沖のホルムズ海峡で7月に拿捕された英国船籍のタンカーが解放され27日朝、イラン南部バンダルアバス港から出港した。イラン海事当局が明らかにした。ロイター通信によると、タンカーは国際水域に入った。船員らはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで医療検査を受け、本国に戻る見通し。

 ラーブ英外相は27日、「タンカーは不当に拘束された。航行の自由を妨害する試みの一つだ」とイランを批判、各国と連携してエネルギー輸送ルートの安全確保に取り組む考えを示した。

 船は、イラン革命防衛隊が7月19日、拿捕した。同4日に英領ジブラルタル当局が制裁下のシリアに原油を輸送しようとしたとしてイランのタンカーを拿捕したことに対抗した措置だった。(共同)