Friday, October 04, 2019 10:13 AM

日米印が海上共同訓練 中国念頭、航行の自由重視

 海上自衛隊と米、インド両海軍は4日、日本近海で実施していた共同訓練「マラバール」を終了した。米海軍第7艦隊(神奈川県横須賀市)は、3カ国の連携強化が「航行の自由」を軸とした「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資すると強調した。

 南シナ海やインド洋などで海洋進出を活発化させる中国をけん制する狙いがある。初のホスト役を務めた日本からは事実上の空母に改修される護衛艦「かが」などが参加、米駆逐艦「マッキャンベル」やインドのフリゲート艦と対空戦や洋上補給の訓練を行った。

 対潜戦の訓練を実施した嘉手納基地(沖縄県)所属のP8対潜哨戒機は、関東地方上空を飛行し、海面から約60メートルまで急降下する技術を共同通信など一部メディアに披露した。(共同)